Benesse教育研究開発センターが発刊している情報誌の最新号に『学び合い』が紹介されています。
そのすべてをネットで読むことができます。
「学校教育情報誌VIEW21[中学版]Vol.3」 http://bit.ly/unR1e6
『学び合い』は、そのほとんどが学校において実践されているものですが、それは学校教育だけに納まるものではありません。
逆に言えば、学校教育だけに納まるものは『学び合い』ではないのだろうと思います。
学校教育に直接的には(間接的にも同じく)関係していない自分が、ここで、こうやってブログを書き続けていける理由もそこにあるのだろうと思います。
上記の情報誌を眺めながら、随分と状況が変わったものだと、しみじみと思います。
たとえば、今から3年前に中学校のPTA会長をしていたときに、PTA役員の宴会で同席している何人もの教師のところに回っては『学び合い』のことを話したけれど、『学び合い』を知っている教師はいませんでした。
隣県などで行われる『学び合い』の会のチラシを近隣のいくつかの学校にメールで送ったりもしたけれど、反応はありませんでした。
そんな経験をこの数年間に何度もしてきたので、多くの教師が目にするのであろう学校教育情報誌に『学び合い』の特集が組まれるなんて、時代も変わったものだなんてことを思ったりもします。
この夏に「『学び合い』スタートブック」を読んで『学び合い』に関心を持ち、私と一緒に隣県の小学校の『学び合い』の授業参観にも行った地元小の教師に、「これまで何回も『学び合い』についての情報を流してきたのに」と言うと、私の高校時代の同級生でもあるその教師は「だって、あれがこれだとはわからなかったんだもん」と答えました。
さて、なにはともあれ、『学び合い』を知ってからのこの4年と半年の間、(なんとなくではあれ)実践を続けてきた学校外の者としての自分は、このような現在の状況の下で、これからどこに向かうのでしょうか?