bunbunの記

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卒業式とその日のクラブ

 

午前中は息子の卒業式に行く。

 

父としての私にとっては同じ高校での2度目の卒業式のようなものである。

 

卒業生代表の答辞がとくに印象に残った。

 

高校3年間の、楽しかったいくつかの思い出を話した後の「でも楽しいことばかりではありませんでした」という言葉の前に、しばらくの間があった。

 

「私は部活動を最後まで続けることができませんでした」

 

それからは涙につまりながらの答辞が続いた。

 

バレー部キャプテンになった彼女は、試合の度にミスを重ね、やがてコートに立つことが怖くなり、そして選んだのが退部することだった、と言う。

 

「それでも、辞めていった私を支えてくれたのは、バレー部の仲間や、クラスのみんなだった」

 

その答辞は、彼女自身の「自分の言葉」だった。

 

それから家に帰って、昼飯をとって職場へ。

 

夕方からはクラブ。

 

クラブの参加者は、小1:1人、小3:8人、中1:5人、計14人。

 

今日は久しぶりに、最初にみんなを集める。

 

(ちょっとゆるみはじめてもいたので)

 

(でも、ゆるみはじめるって、いろんな意味で、とても大切なことです)

 

こんなときには、いつでも不思議と、うまい具合に普段とは違う子どもたちがやって来る。

 

今日来たのは、中学校バスケ部の1年生たち。

 

「たとえばね、中学校のバスケ部の君たちはバスケが上手になりたいと思っているんだろうから、ここでもしっかりと上手になるんだよ。それから、小学生のみんなも同じようにいろんなことが上手にできるようになるんだよ」

 

そんなことを話してからクラブを始める。

ミニバス1コート分の広さのなかで、中学バスケ部員たちはバスケの試合を続けて、その同じコートのなかで小学生たちは前半はサッカーの試合をして、後半はバスケの試合をしたりしていました)

 

(今日の中学生の5人は小学校のときはみんな同じミニバスチームのメンバーだったのですが、そのうちの1人は中学生になってからバスケ部には入りませんでした。その彼ら5人が一緒になってクラブの終わりの時間までずっとバスケを続けていることが、うれしかったです)