小2:1人、小4:3人、中2:1人、中3:5人、高1:1人、計11人。(他に中3の子が1人、初めて参加して30分ほどいました)
とにかくずっと見ています。
始まりや終わりにも特に集めることもしていません。
1時間ぐらい経ったところで、状況が固着した感じがしたので「休憩にするよ」とは言いました。
5年もやりましたから、さらに同じことを繰り返す気持ちはありません。
何かが生まれるのをじっと待ちます。
・・・ところで、「なめらかな社会とその敵」(鈴木健著)という本が出版されたそうです。
あの内田樹さんも昨日のブログにその本の書評を書いていました。
『・・・とにかく読んで、理解して、同意して、一緒に「なめらかな社会」を創り出さないか、という著者からの「懇請」がじわじわと伝わってくる・・・』(内田樹)
昼休みに、ふと思いついて町立図書館の司書にメールを送りました。
私もその司書も同じ町職員なので庁舎内メールのようなものでのやり取りです。
私 :「なめらかな社会とその敵」と言う本が評判のようです。内田樹さんも、読後にうなりながらアマゾンにレヴューを書いたそうです。以上、情報まで。
司書 : 私も書店でその本を見て気になっていました。図書の購入を希望するようならリクエストしてください。ところで、私は今、内田樹さんの新しい家の建築経過が書かれた本を読んでいます。
私 : ではリクエストします。ちなみに、私は去年の春に、息子の大学入学で大阪に行き、その帰りに内田樹さんの新しい道場兼自宅である凱風館を見ようと途中下車したのですが、ひょんなことから道場まで入って子供たちの合気道の稽古を見学することになりました。
司書 : リクエスト了解しました。それはそれは奇遇でしたね。
・・・ほんとうに奇遇だと思いました。
私が内田樹さんの凱風館の道場まで入ることができたことも、内田樹さんのブログなどで知った「なめらかな社会とその敵」という本を図書館の司書に紹介したら、その図書館の司書がちょうど凱風館が完成するまでの経緯が書かれた本を読んでいるところだったということも・・・
・・・いつもに増してわかりにくブログになりそうなので、ネットにあった鈴木健さんの講演の一部を引用して、私がなぜ『クラブと「なめらかな社会」』という題でこのブログを書こうとしているのかを指し示すことにします。(ブログのまとめとしての無理やりな苦肉の策ですが)
『それでは、なめらかな社会というのはどういうものだろうか。ここでアンチテーゼとして6つほど挙げてみたいと思います。
1. 反俯瞰:世界全体を見渡すことはしないということ。
2. 反蛸壺:自分の周りやコミュニティといった、ある特殊な範囲の内側だけを見ないということ。
3. 反コミュニティ:社会全体か中間集団か、俯瞰か蛸壺かというように、ゼロかイチかで物事を見ないということ。
4. 反最適化:全体最適であれ、部分最適であれ、ある共同体のなかで最適化することをしないということ。
5. 反正義:いかなる絶対的正義も認めないということ。
6. 反ゲーム:対等な関係間のゲームではなく、「距離」に応じたコミュニケーションへ。
これらを満たすものが、なめらかな社会であると考えています。』