bunbunの記

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豪雨

 

昭和59年以来の豪雨でした。

 

あの日の夜は、県職員採用試験を受けるために帰省して家にいました。

 

家の横の増水した小川から「ごろごろ、ごろごろ」と岩が流れる音が聞こえていました。


昨夜も同じ音がして眠れませんでした。

 

雨脚もいっこうに弱まりませんでした。

 

やがて緊急召集の連絡が届きました。

 

それからある地域へと向かうことになりました。

 

夜明け前のまだ暗い時間でした。

 

峠を越えると、沢の水が土砂と一緒に噴出する道が始まりました。

 

本流の川からは、その川に沿って走る我々の車に向かって水が溢れ出そうとしていました。

 

そして、夕方になって業務を終えて帰宅しました。