日記
ぎっくり腰の発症から3日目、ようやく四足歩行から二足歩行に移行できました。
・ 指揮 ウラディーミル・アシュケナージ
・ ピアノ ジャン=エフラム・バウゼ
・ 演奏 オーケストラ・アンサンブル金沢
・演目
・・・ぎりぎりのタイミングでした。
これが昨日なら無理でした。(歩けないから)
指揮者のアシュケナージを知ったのは、小・中・高が一緒で、そしてついには大学(学部は違った)までも一緒だった友人からの引き続いての影響で、高校時代のロックから始まって、大学入学後のジャズに至り、さらにはクラシックまで聴いていた頃のことです。
そのアシュケナージが(自分にとっては30年あまりの歳月を経て)隣町にやって来たのです。
だから楽しみにしていたとても重要なコンサートだったのです。
実に危機一髪でした。
腰の具合は良くはないけど、今日は歩くことができます。(腰を曲げた老人のような歩行だけど)
・・・
コンサートに行く前に、この春からの農業の収支をパソコンで計算してみました。
あれだけ毎日毎日働いて、挙句の果てにはぎっくり腰にまでなって、その結果の収支の状況に、唖然となりました。
ひどすぎる・・・
そんな話をしながら女房の運転する車でコンサート会場に向かいました。
でも、会場に近づくにつれて、農業の暗い話題に代わってこれから始まるコンサートへの期待感が高まってきます。
演奏は実に素晴らしかった。
そして、ベートーベンの最終楽章は、私を応援する音楽にも聴こえて、最後には涙が出そうになりました。
だいじょうぶ、だいじょうぶ、こんなふうにすればいいんだ、まだまだいけるよ、だいじょうぶだよ