bunbunの記

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誰かがいるということ

 

9月7日(木) 中1:1人(男)

 

先々週のような参加者が0人というのはこれまで3回ぐらいはあったけど、参加者が1人というのはこのクラブを始めたばかりの10年前に1回あって、今回が2回目だったんじゃないかと思います。

 

今回は小1の頃からずっと常連の、中1の男の子だけでした。

 

2人で別々のリングに向かってバスケのシュートなどをしながら、その10年前のことを思い出していました。

 

そのときは、私の家の近所の中学生の男の子だけでした。

 

そういえば、その頃にそのときのことをこのブログに書いたら、それを読んだ知り合いの中学校教師が保護者に向けてのプリントにこんな文章を書いてくれています。

 

”・・・クラブを始めた頃は人数が少なくて、参加者が1名(中学生)だったこともあったのだそうです。その日、彼らはどうしたか。二人でパスをしたのかと思いきや、コートの両端にあるバスケットボールのリンクに向かって、「それぞれ別々に」練習をやり続けたのだそうです。しかも「3時間」ずっと。その人は書いておられます。「一人なら30分も続かなかったと思います。一人ではないから続いた・・・”

 

今も手元にあるそのプリントをここに書き写しながら「3時間」は間違いだろう、クラブは1時間30分だから、と思ったのですが、そのときの私のブログを検索してみると、そこにも「3時間」とあったので、不定期にクラブを始めたころで、昼間に行った3時間だったのかもしれません。

 

それにしても、3時間とは・・・

 

あの頃、私は(今よりは)若かったのだけど・・・

 

今回は40分ぐらいで疲れました。

 

「ねえ、学校に来てない子っている?」

 

「うーん、・・・人ぐらい。でも、なんで?」

 

「いや、なんとなく」

 

自分でも、唐突な質問だと思ったんです。

 

そして帰宅して思い出したんです。

 

そのとき、今のクラブをやろうと思いました。

 

だけど、参加者が必要です。

 

私の息子とか、近所の子とかに声を掛けました。

 

そんなことをしていたら、たまたまある知人と話をすることになりました。

 

「クラブみたいなことやろうと思うんだけど、来ませんか」

と。

 

その知人の息子は当時、不登校でした。

 

初回のクラブには、私の子とか近所の子とかがやって来ました。

 

その知人の息子は来なかったけど(私が頼んで、私の息子が電話で誘ったりもしたのですが)、それでもお父さんは来ました。

 

そんなことを思い出しました。

 

意識はしていなかったけど、まんざら唐突な不登校についての質問でもなかったという事なのでしょう。

 

さて、先のプリントの締めくくりはこうです。

 

”誰かがいるということ、「一人じゃない」ということの意味とその大きさ、当たり前で見過ごしがちなことのありがたさに気づかせてもらった日記でした。”

 

(はい、私は毎回それをこのクラブで気づかさせて頂いております)