bunbunの記

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おい

 

高速道路を走って都会へ向かうバスに乗った。

 

乗客はけっこう多くて、二人がけの座席でそのどちらもが空いているのはバスの中ほどから少し後ろにひとつだけだった。

 

相席よりも一人の方がいい。

 

通路を歩いてその座席に向かう。

 

その座席から後ろには若い人ばかりが集団になって座っている。

 

都会で用事を済ませて、帰りのバスに乗る。

 

乗客はけっこう多くて、一人で座れるのはバスの最後部だけだった。

 

最後部は二人がけの席と席との間にもう一つ席がある。

 

こちらの窓際の席には私、そして向こう側の席には比較的若い男性の二人づれ。

 

遅れて、真ん中の座席に年配の男性が座る。

 

私の前には頭の薄い、これもまた年配の男性が一人。

 

違和感のなかでの行き帰り。

 

行きは、遠く離れてしまい、帰りは、すぐそこにある。