bunbunの記

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異年齢

7月16日(木)

 

( 小3:2人、高1:2人、高2:7人、高3:1人、大人2人、計13人 )

 

 

駐車スペースの端にある小さな庭で男女3人の子供たちが遊んでいて、そのうちの1人が車から降りた私に言った。

 

「今日バスケあるん?」

 

それは見たことのある子だった。

 

「バスケだけでもないけどね。誰が来てもいいんだけどね」

 

そんな返事をしながら体育館に入り、玄関の上がりかまちに腰掛けてバスケットシューズに履き替えていると、その3人の子供たちが走ってやって来た。

 

「やりに来たん?でも今、児童クラブだろ?」

 

体育館の階下には児童クラブ(放課後学童保育)がある。

 

「ううん、ちがう」「ぼくはもうやめた」

 

そして子供たちは走って出て行った。

 

それがきっかけだった。

 

最初に来たのは、4月から何回か一緒にやって来てはバレーボールをしている地元の高2の4人。

 

それから、その4人がバレーボールの支柱を立てたりしているときだったと思うのだけど、庭先で遊んでいた3人のうちの男女2人が体育館に入って来た。

 

学年と名前を聞くと、どちらも小学3年でどちらの父親も私はよく知っている人であったのだけど、男の子の方は長年私が参加している週末のバスケの集まりに最近になって父親と来ている子で、だから私を見るなり「今日もバスケがあるの?」と聞いたのだった。

 

2人を車で連れてきた男の子の方の母親が遅れて体育館に入って言う。

 

「(やらせてもらっても)いいんですか?」

 

 「どうぞどうぞ、いいですよ。高校生が多いんで小学生が5人とか10人とかならちょっと難しいかもしれないけど、2人ぐらいなら大丈夫ですよ」

 

「何時まであるんですか?」

 

 「高校生はいつも8時までやるけど、もし早く帰ると言ったら自分も帰りたいんで7時30分がいいですね」

 

「それじゃ7時半に迎えに来ます」

 

小学生2人はボールで遊んだり、私を誘って1対2のバスケのゲームをしたりしたが、まあどれも長続きはしない。 

 

もう一方のコートでは、最初の4人に、その後順々にやって来た5人(高1:2人、高2:1人、高3:2人)が加わってバレーボールのゲームが続いている。

 

さらには、バドミントン部員の3人(高1:1人、高2:2人)がやって来て、空いている方のコート(小学生2人が過ごしていたコート)にネットを張り始めたので、「小さい子がいるので気をつけてやってよ」とだけ話す。

 

小学生2人は早速ネットを張っている高校生たちのところに近寄って一緒に何か話をしている。

 

「これは貸せないけど、こっちならいいよ」との声も聞こえる。

 

高校生の2人がネットを挟んでバドミントンを始める。

 

バレーボールとバドミントンのそれぞれのネットとネットとの間は少々広く空いていて、残った1人の高校生と小学生2人はそちらへ移動する。

 

高校生が小学生にラケットの持ち方などを教えている。

 

高校生と小学生が(小学生の方は2人が交代しながら)バドミントンの対戦を始める。

 

女の子より男の子の方が上手にできる。

 

小学生の男の子と女の子の対戦が少しあって、高校生と男の子の対戦に変わる。

 

7時30分、女の子は迎えに来た男の子の母親のところに行き、2人は体育館を出る。(この時間、男の子の母親は女の子の面倒も見ているのかもしれない)

 

ネットを挟んでバドミントンのゲームを続けていた高校生の2人のうちの1人と、小学生たちの相手をしていた高校生とが交代する。

 

交代した高校生と小学生の男の子はバドミントンを続ける。

 

やがて高校生の2人はバドミントンのゲームをやめる。

 

小学生の男の子とその相手をしていた高校生は移動してネットを挟んでのバドミントンを始める。

 

8時、男の子の母親が迎えに来る。

 

そんなこの日のクラブだった。